HIFIMAN JADE2くん、入院の巻
現在メインで使用しているヘッドホン、HIFIMANのJADE2に、気になっている症状があった。
音質は非常に気に入っているものの、若干だが音量の左右差があるようなのだ。
うちの個体では、センターに定位するはずのボーカルなんかが、ほんの少し右側に定位する気がする。
人間の耳は、もともと大なり小なり左右差はあることが多いそうで、その左右差を、脳で補正することで、音の位置情報を認識しているそうだ。
そうは言っても、普段聞いている左右差が狂うと、やはり定位がおかしいように感じてしまう。
自分の耳を疑ってみたが、他のヘッドホンではボーカルは、きちんとセンターに定位する。やはりJADE2に音の偏りがあるとみて間違いないようだ。
それにしてもこんな場合、JADE2のような静電型ヘッドホンは不便だ。
アンプ込みのセットなので、アンプ、ヘッドホン、どちらに問題があるのかが把握しにくい。
それも有って、前回の記事に書いたように、STAXのセットを導入したところもある。
で、購入店に交渉の上、結局初期不良扱いで交換いただけることになった。(ヨドバシさんありがとう!)
交換いただいた個体は、定位に問題なし。やはり初期不良だった模様。
実は試聴したときに感じたハンパない立体感が、自宅で聞いたときには全くと言っていいほど感じられないと思っていた。
交換後は、360℃ぐるっと音像が定位するようになった。立体感もハンパない。
うん、ホントよかった。
STAXのL700で美音に近くで包まれる快感を、JADE2で写実性と立体感を堪能できそうだ。
これで、不満はなくなった。
あ、タイトルに偽りあり。
本当だったら、「HIFIMAN JADE2くん、別人になるの巻」だったな。